★篠山紀信 写真展 ビスコンティの遺香★

先日、篠山紀信写真展「ビスコンティの遺香」と「ルキーノヴィスコンティ映画祭」に
行ってきました。

ヴィスコンティと言えば「ベニスに死す」「白夜」「郵便配達は二度ベルを鳴らす」「山猫」
「ルートヴィヒ」「若者のすべて」など名だたる作品があります。

「ルートヴィヒ」は、
バイエルン国王ルートヴィヒＩＩ世の孤独で破滅的な40年の人生を描いた大作ですが、
完全版では実に２４０分！４時間という長さ～
ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。

写真展ではヴィスコンティの愛したシチリア島や映画の舞台となったゆかりの地、
ミラノの名門貴族の出身でもあった彼ならではの美しい調度品や家族の写真の数々。

幼き時から芸術に囲まれて育ったならどんな人生になったでしょうか。
私にはインテリアなどもとても興味深かったです。

交流関係もルノワール、シャネル、プッチーニなどなどたくさんの芸術家たちが出てきます。
夏休みにゆっくりとＤＶＤで彼の「美の世界」「退廃の美しさ」を堪能されてはいかがでしょうか。

追伸：このところ映画界の巨匠が亡くなってとても残念です。
　　　スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマン監督、
　　　イタリアの巨匠監督、ミケランジェロ・アントニオーニ監督
　　　ご冥福をお祈りいたします。