皇室の名宝展 http://bihana.jp/
ハプスブルグ展 http://www.habsburgs.jp/
気持ちよい秋晴れの中、上野の東京国立博物館 平成館まで行ってきました。 今回、混雑は予想していたんですが、ハプスブルグ展どころの騒ぎじゃないくらいの大混雑。 今回は若冲などの作品が見られるとあって若い方から年配の方まで会場は熱気ムンムンの人ごみ。 これではじっくりそばで見られないと思いましたが、その混み方も疲れも全部背負ってでも 見た甲斐がありました。とにかく、とにかく・・・・素晴らしかったです。 絵画も・・・そして工芸品も・・・七宝、螺鈿、蒔絵、川島織物、彫金、ガラス・・・ 数々の職人技をみてその美しさ、素晴らしさにしばし見とれてしまいました。 若冲の動植綵絵、応挙の虎、源氏四季図屏風、山口素絢の朝顔狗子図、狩野永徳の唐獅子屏風図、 鏑木清方の描く品のいい顔立ち、見ていて詳しくない私でも素敵だと思いました。 並河靖之作の七宝四季花鳥図花瓶には、しばし時が止まったかのような感動を受けました。 言葉で表すと軽いものになってしまいますが、機会がありましたらぜひ見ていただきたいです。 あまりだらだら説明もなんなので、今回はブロガーさんとの共通事項のワンコについてを少し・・ 前回、上野で見た巨匠対決では円山応挙VS長沢芦雪(このときは師弟対決というコンセプト)、 伊藤若冲VS曽我蕭白(こちらは変人対決という事で)などの組み合わせも面白かったです。 その円山応挙といえば「子犬」そう、子犬好きで、描く子犬の愛らしいこと・・有名ですよね。 今回は応挙の子犬は見られませんでしたが、彼の高弟であった山口素絢の愛らしい犬を見ることが できます。他にも藤井浩祐作の狩猟犬のボルゾイなども見ることが出来、楽しかったです。お天気も良く上野の東京国立博物館への道も気持ちよかったです
今回はありませんが、これが応挙のワンコ 絵葉書だけ買って来ました
応挙の高弟 山口素絢のワンコ
上野へ行くといつも「みはし」さんであんみつを食べるのですが、混んでいたのでお土産に
お家に帰ってからゆっくり食べました
巨匠と言われる方たちの人生を簡単に書いてみますと、 「円山応挙」は貧しい農家の次男から彼の画才を見抜いた人により狩野派の絵師に入門させてもらい 絵師になってからは皇室や豪商など多くのパトロンや友人に恵まれ彼の門人は1000人もいたと 言われています。彼は絵の才能だけでなく、温厚で誠実な人柄で子犬が大好きだったそうです。 「伊藤若冲」は京都きっての商家に生まれましたが以外にも若いころは無芸無趣味で家業にも 興味がなく絵を描いていたのも家業を継いだ苦痛を逃れるためだったと言われています。 その後は狩野派などの絵を学び観察と写生に没頭します。40歳で弟に家督を譲り以後は85歳で 亡くなるまで妻もめとらず、パトロンにおもねることもなく絵画三昧の日々を送ったそうです。 「狩野永徳」は天下の絵師軍団「狩野派」の4代目として一門をまとめ、桃山時代の大名の屋敷を 障壁画で飾った人。織田信長の安土城の仕事で成功をおさめ、秀吉にも愛されました。 48歳の若さで過労死同然で亡くなったという話もあります。 こうして一人の作品だけでなく生き方を知るとまた興味もわいてきますね。
知識が浅いので、色んなものを見てみたいですね。