週末はDVD三昧でした。主人が「これを妻に・・」と勧めてくれた作品が2本。
まず「ナイロビの蜂」を見ました。やりきれないほど救いのない話で考えさせられました。
この監督は社会派の作品が多いですね。悲しかったです。
仲良くさせて頂いているブロガーさんのむうさんがジョニーディップの「スウィーニー・トッド」を 観た感想を書かれていて、血しぶきよりもジョニーディップのしましまの水着姿を見て、 ヴィスコンティの「ベニスに死す」のビョルン・アンドレセンを思い出したと書かれてあったので 主人にビィスコンティのDVD貸してもらい、久しぶりに見ました。 いや~凄い映画です。マーラーの美しい曲が流れる中、ギリシャ彫刻のような究極の美少年に 心を奪われる高名な老作曲家。しましま水着で歩き、友人と戯れ、家族に砂を拭いてもらう少年を じぃ~と見つめ続けます。ヴィスコンティ監督は皆さんもご存知の通り、イタリア名門貴族の出で バイセクシャルでもあり、華麗で高い芸術性の作品が多く、細部に至るまで高い美意識をもち、 美しいの一言に尽きます。映画の舞台となるホテルなど冬に使われてないホテルを細部に至るまで 作っています。美しい調度品、衣装、景色、そして息をのむほど美しいビョルン・アンドレセン。 今から35年以上前の作品にもかかわらず、作品に見入ってしまいます。
しましま水着も頭に入れたので(笑)「スウィーニー・トッド」次回見て来ようと思います。