ゆらゆらりんな日々

2代目柴犬と暮らす日々

★男と女★

先日、女優の高峰秀子さんが亡くなったとニュースでやっていましたよね。

主人と知り合うまで、私はほとんど日本映画を見てこなかったので、最初は高峰さんというと

高峰三枝子さん(市川昆監督の犬神家の一族のあのスケキヨのお母さん)を思い浮かべてしまい

秀子さんの方はどんな方だろうと思っていました。私が始めてみたのは「無法松の一生」で、

松を演じる三船敏郎さんの生き方、心の綺麗さと高峰秀子さんを陰から支える献身的な姿に感動し

こんなにいい映画だったのかと思ったほどです。また作品中も品のある奥様役がとても合っていて、

綺麗な女優さんだなと初めて知りました。それから主人の好きな成瀬監督の作品などを何本か見て

色んな男女の心の機微などを色んな役で演じている高峰さんは美しく、

偉大な女優さんだったのだなぁと思いました。


皆さんは大恋愛はしたことがありますか? または言葉では説明できない男女の色々について

何となくわかるほうですか? 私は実生活では平凡に地味に生きて来てしまった為に(笑)、

こうして映画やニュース、事件、本、人からの話などを通して「男と女には色々ある」とか、

よく人が言う「所詮、男と女だもの・・」といった言葉を聞いたりなどして、

そんなこともあるのか・・・と考えさせられる事が多いのですが、皆さんはいかがですか。


さて今回、写真にも出ている作品はどれもそうした男と女のお話や駆け引きなどもあり、

長い年月がお互いを惰性にさせたり、離れられなくなったり、情が移ったり様々です。

「えっ・・なんで・・」と思ってしまう私は危険な橋は渡れないのか、精神が幼稚なのか(笑)

もっともそんなことを考えている時点で恋愛体質とは縁がないのでしょうね(*≧m≦*)ププッ


そしてたまたま本屋さんで八犬伝が好きなので読んでみようと思った「伏 贋作・里見八犬伝」。

桜庭一樹さんという作家は初めてでしたので、先に彼女が直木賞をとった作品「私の男」を

文庫化されていたので買って読んでみました。 これもまた男女の凄いお話ですが、

長い年月を共に、時間を共有することもまた、人間にとっては離れられない情や心を作るのか・・・

また秘密を共有することや、欠けている物を貪り合うことで自分や相手を確認するのか・・・

ネタバレになるのであまり書きませんが、久しぶりに強く印象に残りました。

東野圭吾さんの「白夜行」などがお好きな方なら、桜庭さんの「私の男」も一気に読めてしまうと

思います。ただインモラル的なお話なので嫌悪感を抱く方もいるかも知れませんが、

このようなお話を時間軸を上手く生かして書いてしまう桜庭さんは凄いなと思いました。

高峰さんが出ている作品
浮雲」は男女の長きに渡る生き様、高峰さん演じる女性がせつないです
「女が階段を上がる時」は水商売の、男女を多く見てきた人の盲点といいましょうか・・
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時間軸の描き方、それぞれの視点、風景描写が実際にそこで体感しているように上手いです
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東京は雨もなく乾燥した日が続いていますが、タビも木の棒を咥えて元気にお散歩してます
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皆さんは最近本や映画を見ましたか? いま観たい映画はありますか

大恋愛の経験はありますか。


次回予告 「鷹」です
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